Eye-Fi設定方法とiPhoneアプリのバッジの意味

現在、Nikon D600、Nikon J1、Nikon COOLPIX S30の3台でEye-Fiを利用していますが、D600だけiPhoneへ画像を転送しています。正確に言うと、D600はダブルスロットになっているので、1枚はRawファイルをPCに転送していて、もう1枚の方が同時記録のJpegをiPhoneに転送しています。
今まではD90を使っていたため、(1スロットのみだったので)RawファイルもJpegファイルも両方ともPCへ転送していました。無線LANが繋がれば、PCでも見られますし、Googleのインスタントアップロードにも同時に転送してますのでiPhoneでも閲覧できます。ただ、これだと出先などで無線LANの環境がない時にはすぐにiPhoneで確認することが出来ませんでした。

そこで、D600に更新したのを機に、Jpegはダイレクトモードに変更してみました。

感想は「ダイレクトモードは便利だけど難しい」です。

iPhoneへの転送でやりたいことをまとめると、
  • Google+のインスタントアップロードに転送したい
  • 無線LAN環境下ではサーバ経由アップロードしたい(これはあとから出来る事がわかった。)
  • 無線LANがない場合は無線LANなしで(ダイレクトモードで)iPhoneへ転送したい
となります。
ここからはEye-Fi設定を基本からメモしていきます。

Eye-Fi設定の基本


① ネットワーク設定
自宅や実家の無線LANの設定をしておきます。
image of eye-fi screen


② 写真の転送設定
ここではパソコンへの設定を紹介します。
私は基本的にパソコンで写真を保管するので、iPhoneは後ほどご紹介します。
前のエントリーでも書きましたが、転送先は「未整理」のようなフォルダを作っておくといいと思います。
(タブはRawですが写真タブと同じです。)
image of eye-fi screen

③ オンラインアップロード設定
Picasaの場合の設定方法です。
アップロード名、ファイル名ともに「Instant Upload」とすればOK。
無料の容量を消費してしまわないように、サイズは1600にしておくのがいいです。
image of eye-fi screen

これで基本的な設定は完了です。
これだけでも十分使えます。D600以外はこの設定です。


いよいよiPhoneにダイレクトモードで転送する


④ ダイレクトモードを設定する
Eye-Fiセンターでダイレクトモードをオンにする。
image of eye-fi screen


⑤ iPhoneで受信設定する
iPhoneにEye-Fiのアプリをインストールして受信設定します。
今見ると、受信設定してるだけで、メディアの種類は設定していませんでした・・・。
さらに、赤枠で囲っていませんが、「Add Network」でダイレクトモードのプロファイルをiPhoneに取り込んでください。
image of iPhone screen


Eye-Fi Centerでみるとこんな感じ。
image of eye-fi screen


これで、無線LANがつかまらないときに、ダイレクトモードでiPhoneに画像が転送されます。家でテストしたいときは無線ルータのコンセントを抜きましょう。
一度、iPhoneでEye-Fiの無線を捕まえれば、他の無線LANがないときには自動で接続されるようになります。
(それ故、双方の電池の残量管理には注意!)


ダイレクトモードでGoogle+にアップロードされない

私はこれで完璧だと思っていたのですが、しばらく運用しているうちに、ダイレクトモードで受信したファイルがGoogle+にアップロードされていない事に気づきました。

なぜか原因はわからなかったのですが、結果としてEye-Fi Viewに転送をオンにすることでダイレクトモードでiPhoneに受信したファイルも、アップロードされることがわかりました。
(何回か実験しましたが、間違っていたらご指摘ください。)
image of eye-fi screen

さらに、この状態だと、ダイレクトモードで受信し、Eye-Fi Viewに未送信のファイル件数がiPhoneアプリのバッジとして表示されていました。
image of iphoen screen


長くなりましたがこれでやっと撮った写真を、
  • Google+のインスタントアップロードに転送
  • 無線LAN環境下ではサーバ経由アップロード(これはあとから出来る事がわかった。)
  • 無線LANがない場合はダイレクトモードで無線LANなしでiPhoneへ転送
が実現できました。


余談ですが、サーバー経由で転送というモードがあります。こちらはオンラインサービスにアップロードする場合は必ずオンになります。
image of eye-fi screen

これがオンになっていると、PCが起動していなくても、iPhoneアプリが起動していなくても、いったんEye-Fiのサーバがファイルを預かっておいてくれて、準備ができたタイミングでダウンロードするようになります。

タイミングによっては転送漏れが起きますが、どんなときに起こるかはまだよくわかっていません。上記の設定でも、ほとんど起きません。
Rawファイルではいまのところ100%転送されるので、私としてはとても便利に使っています。

この辺りは追々検証したいと思います。

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