Jamf Nowで子供のiPhone管理
子供向けのiPhoneの設定についてはこちらに書いていますが、制限を直す度に、MacとiPhoneを接続して構成プロファイルをインストールするのは面倒です。
そこで私はJamf NowというApple製品のモバイルデバイス管理(MDM)のツールを使っています。Jamf社はJamf Nowというチームまたは小企業向けの製品と、企業向けのJamf Proという製品を出しています。
子供向けの制限をかけるだけであれば、Jamf Nowで十分ですし、3台まで無料アカウントで使えるので大変便利です。
4台以上になると、1デバイスあたり$2/月かかるので少し注意が必要です。
登録が終わったら以下のようが画面でデバイスを管理していくことになります。
以下にJamf Nowで出来ることをピックアップして載せておきます。
Jamf Nowで出来ること
- Blueprintごとにデバイスを設定する
- アプリをリモートでインストール
- Wi-Fi設定
- 各種制限の設定
- 壁紙の設定
BluePrintごとにデバイスを設定する
その雛形を登録したデバイスに適用していくことになります。
そのため、1つのBlueprintを複数のデバイスに適用していた場合、1つのデバイスで変更した制限が、他のデバイスにも反映されます。
アプリの使用可否や制限は、デバイスごとというよりも子供ごとに設定することが多いと思いますので、 Blueprintは子供ごとに作るのが良いかと思います。
アプリのリモートインストール
Jamf Nowへアプリ登録
手順は大きく2つあり、まず最初にJamf Nowのライブラリにアプリを登録する必要があります。
アプリを登録するには上から2つ目の「App」のメニューから実施します。
次に、Blueprintへアプリを追加することによって、適用されているデバイス全てへアプリが配信されます。
各種制限の設定
Wi-Fi設定
当然のことながらWi-Fiの設定もできます。
上記設定の中にある「Wi-Fiホワイトリスト」や「Wi-Fiを強制的にオン」などと組み合わせると良いかもしれません。
モバイルネットワーク越しでも設定が反映出来るため、構成プロファイルだけで設定する場合は避けた方が良いと思っている「Wi-Fiホワイトリスト」を適用してもあまり問題はないと思います。
壁紙の設定
壁紙の変更は子供たちからのリクエストも多く、このツールであれば比較的簡単に壁紙変更が出来るので重宝しています。
デバイスの登録はオープン登録が便利
生成したQRコードを登録したデバイスで読み込めば、リモートデバイスのプロファイルをダウンロードすることが出来ます。
ダウンロードした構成プロファイルをインストールすることでデバイスがJamf Nowに登録され、上記で設定した内容が反映されます。
まとめ
構成プロファイルをインストールするために、都度Macと接続しなくて良いのはとても便利です。
本当はHPに記載のある通り、ビジネスチームや小規模企業向けのサービスだと思うのですが、家庭での利用も可能です。
ただ、子供向けの設定以外、Wi-Fiの設定をリモートで行うくらいしか思いつきませんが・・・笑
2021.2.28追記
最近、Standardプランに加え、Plusプランが出ました。
Plusプランでも3台までは無料で利用できます。
最大の特徴はカスタムプロファイルも配布できるようになったところです。
設定できる項目はJamfだけでも十分あるのですが、カスタムプロファイルが利用できることでさらに細かい管理ができるようになりました。
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